
こんにちは古木不動産です。
ご覧頂きありがとうございます。
さて、
供給過多とも言われている賃貸物件市場では、
他の物件と「差別化」を図ることも入居者募集のためには非常に大切なことです。
実際に「ペット飼育可」更に「猫飼育可」にすることで、
より一層他物件に差をつけることが出来るのですが、
いくつか注意しておきたいことがございます。
目次
「猫飼育可」するのはちょっと待った!
実際にペット飼育可にするのは特に用意することもないので簡単に出来ます。
更に「猫」というのは犬に比べて鳴き声によるトラブルも少なく他ご入居者様に迷惑をかけることも少ないです。

しかし「猫飼育可」が貸主側から嫌われてしまうのは、
猫の習性でもあるスプレー行為(おしっこを壁などにかけてしまうこと)や、
壁や柱で爪とぎをしてしまいお部屋に傷を作ってしまうことが原因とされています。
猫のおしっこは犬のものに比べて臭いがきつく壁下地にまで染み込んでしまえばクロスを張り替えただけでは簡単に拭いきることが出来ません。
そして犬に比べていくら鳴き声を出さないからと言っても、
猫には「発情期」がありその間は昼夜を問わずにゃーにゃーという声が鳴り響いて騒音トラブルとなる恐れもあります。
つまり「猫飼育可」というのは、
貸主側からすれば差別化出来る反響効果を得られる反面、
お部屋の損耗リスクが非常に大きく騒音トラブルも少なからずあるというデメリットがあります。
「猫飼育可」物件にするための3つのこと。
しかしそれでも安全に「猫飼育可」物件にする方法があります。
勿論ペット飼育の際は敷金を1ヶ月分加算して頂く等は必須条件となりますが、
今回は「猫飼育可」についてだけスポット当ててみたいと思います。
猫可でも「去勢避妊済みの猫に限り可」にする!
猫は基本的に去勢避妊をすればスプレー行為や発情行為が少なくなります。
そして猫の性格にもよりますが暴れん坊だった子が去勢後大人しくなることもあるそうです。
これによってお部屋が受けるダメージリスクも軽減され、
鳴き声による騒音トラブルも起きにくくなるでしょう。
しかし必ずしも0になるという訳ではありませんので注意が必要です。
契約書に退去時の「ペット消臭費用」を特約で記載する。
去勢避妊済みの猫を飼われていたとはいえ退去時に「猫」の匂いがすることもあるはずです。
これが難しいところで飼育していた本人はこの臭いに馴れてしまいわからないケースがあります。
だからと言って退去時に「臭いから消臭費用を支払ってもらう」という請求はしにくく、
更には敷金精算時のトラブルの種となってしまうのが実情です。
こういったトラブルを未然に防ぐためにも、
ペットを飼育される場合はペット消臭費用(~~~円)を退去時に敷金より精算させて頂きます。
っと特約に記載しておく必要があります。
お部屋のサイズに併せて料金設定をしておいてもいいでしょう。
建物が「猫飼育可」になったことを通知する。
元々「猫飼育不可」であった物件なのに隣の部屋でいきなり猫を飼いだされたら不審です。
ましてや「ペット不可」物件だった場合なら他入居者様への通知は必ず行いましょう。
新たなご入居者様のためだけの建物ではありませんので、
全てのご入居者様にとって気持ちの良い物件づくりをしていかなければなりません。
おまけ:「猫の年齢」について聞いてみる。
これはあくまでもおまけですが、
お客様がどうしても猫を飼育したいけど去勢避妊していないっという場合において、
「猫の年齢」を聞いてみるもの良いでしょう。
猫は大人になり高齢になるほど発情行為が少なくなり性格も穏やかになるのでお部屋のダメージリスクはほとんどないでしょう。
高齢な猫に去勢避妊手術を強制することも難しいです。
多頭飼いはなるべく避けたいが...
猫を数匹飼いたいのですが...
しかし猫の数が増えれば増える分だけ貸主側としてはリスクが大きくなります。
こちらも同じく猫の飼育可能数を契約書に盛り込んでおく必要がありますが、
2017年の朝日新聞デジタルの記事にはこうも記載があります。
ペットフードメーカーの業界団体「一般社団法人ペットフード協会」(東京都)は22日、全国の犬と猫の推計飼育数を発表した。猫が953万匹(前年比2・3%増)に対し、犬は892万匹(同4・7%減)。1994年の調査開始以来、初めて猫が犬を上回った。-------------------一方、飼育世帯数の推計値は猫が546万世帯、犬は722万世帯。飼い主の数で見れば、猫より犬の方が多い。犬は1匹のみ、猫は複数匹を飼うケースが多いためだ。引用:朝日新聞デジタル 「ペット数、猫が犬を初めて逆転 飼い主の数は犬が多数」より
「猫の多頭飼い」というのはやはり避けたいところではありますが、
更なる物件の差別化を図る上ではもう一度考えてみたいポイントかもしれません。
「猫飼育可」で差別化を図ろう!
以上のことを実施しても猫によるお部屋のダメージリスクが0になることはありませんが、
リスクを可能な限り小さくした上で「猫飼育可」物件にすることが出来ます。
物件の差別化を図り新たなご入居者様を獲得する。
っというのは勿論「猫飼育可」に限ったことではありませんし、
生理的に猫が嫌いという話であれば仕方ありません。
しかし契約書の記載や募集条件を変えるだけで設備投資がなく物件の価値を高められるメリットを考えれば、
「猫飼育可」というのを一度検討してみても良いのではないでしょうか?
お読みいただき有難うございました。